NTTデータは4月27日、VR技術を活用した打撃トレーニングシステム「V-BALLER」をプロチームだけでなく、アマチュア向けにも提供を開始したことを発表した。

  • 「V-BALLER」サービス概要

    「V-BALLER」サービス概要

V-BALLERは、ヘッドマウントディスプレイや各種センサーを装着することで、VR空間上で実投手のリアルな投球(球種/球速)を体験できるシステム。投球に対する打撃時の選手の動きをセンシングすることで、投球別にスイングの傾向をデータとして可視化、分析する。

2017年にプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスにファーストユーザーとして提供以降、これまで国内外の複数のプロチームへ提供をしてきたが、このたび機能を強化し、国内外のアマチュアにもサービス提供範囲を拡大した。

今回の機能強化により、新たに頭・バット・腰のセンサーから得られるデータをもとに、打者のスイング傾向やクセ、特徴を客観的に把握できるようになった。これにより、場所や時間を気にすることなく、一人でも効果的な練習が可能だとしている。

  • データ可視化イメージ

    データ可視化イメージ

なお、同サービスの契約は、アカウント数に応じたサブスクリプションモデルでの提供となる。

NTTデータは今回の提供を通じ、プロ・アマ問わず多くの野球選手の技術向上をサポートし、さらに今後はメタバース上での対戦や交流などを実現し、野球を始めとしたスポーツ業界の新たなスタンダードをつくることを目指すとしている。

 

トレーニングデモ動画