NTTドコモとメルカリは2月18日、両社のブランドロゴを掲げた「ドコモ・メルカリコンセプトストア」に関する実証実験を関東および東海エリアで2月25日より開始すると発表した。

  • コンセプトストアのイメージ

両社はこれまで、全国のドコモショップで「メルカリ教室」の開催や「メルカリポスト」の設置を実施するなど、相互連携によるサービス提供を実施してきた。また、メルカリにおいては、出品意向があるものの出品未経験のユーザーに対し、同社サービスを体験しながら学べる「メルカリステーション」を展開している。

両社は今回、ユーザーのさらなる利便性向上を目的として「ドコモ・メルカリコンセプトストア」に関する実証実験を開始する。同ストアではメルカリアプリの初期設定方法やアプリの使い方を指導するスタッフを配置するほか、梱包資材の購入、梱包代行の依頼、メルカリポストへの投函が可能だ。

ユーザーが出品したい商品を撮影可能なブースも設置し、「出品物を撮影するスペースが自宅にない」「部屋の日当たりが悪く出品画像が暗くなってしまう」といった悩みにも対応する。

今回の実証実験において、ドコモはドコモショップの来店者に対する「メルカリ」サービスの利用促進や顧客拡大を検証し、メルカリはオフラインタッチポイントにおける顧客体験の向上を検証するとのことだ。

ドコモショップ吉祥寺店(東京都)を皮切りに、d garden名古屋栄店(愛知県)、ドコモショップららぽーと湘南平塚店(神奈川県)、ドコモショップモザイクモール港北店(神奈川県)など計5店舗で実施予定だ。残りの1店舗は神奈川県内で選定中だという。