エクサウィザーズとスギ薬局は1月5日、小売業に向けた「品揃え最適化AI」を共同開発し、調剤併設型ドラッグストア「スギ薬局」で運用を開始したことを発表した。

同技術は数理最適化技術が用いられており、多くの商品の中から売上効率を上げる商品の組み合わせを自動算出可能な「品揃えパターン生成」と、過去の商品の購買情報からカットしても売上に影響しづらい商品を決定する「代替可能性分析」の2つの機能を持つ。小売業の目線から最適な品そろえの追及を支援するという。

「品揃えパターン生成」は対象商品リストや売上情報などを基に、売上効率を上げる商品の組み合わせを自動で算出する機能だ。ドラッグストアだけでなく小売店で取り扱う多種多様な商品カテゴリーに対応しており、小売業の売場生産性の向上に寄与する。

  • 「品揃えパターン生成」機能のイメージ

一方の「代替可能性分析」は、対象となる商品の過去の購買傾向をAIが解析して類似した商品を特定するとともに、来店者が別の商品を購入する可能性を算出する。カットしても売上が減少しづらい商品構成を実現して売れ行きが高い商品を増やすなど売場効率を高める施策を支援するとのことだ。

  • 「代替可能性分析」機能のイメージ