Metaは11月16日(日本時間)、Facebook上の動画コンテンツの前後または途中に挿入できる広告である「インストリーム広告」を日本で提供開始すると発表した。

Facebookのインストリーム広告は、1分以上の長さの動画コンテンツの再生前後や再生途中に15秒の広告を挿入できる仕組みだ。同サービスの利用資格を持つクリエイターは、自身がFacebookに投稿した動画に広告を挿入できるため、継続的な収益が期待できる。

なお、クリエイターがインストリーム広告のサービス利用資格を得るには、「パートナー収益化ポリシーの要件を満たし、これを常に遵守している」「18歳以上である」「動画を公開するFacebookページのフォロワー数が1万人以上である」「条件を満たす再生時間が過去60日間で合計60万分以上である」「自ページ上にアクティブな動画を5本以上保持している」といった条件を満たしている必要があるとのことだ。

インストリーム広告は、「プリロール広告」「ミッドロール広告」「画像広告」の3つのフォーマットに対応している。「プリロール広告」は動画の開始前に再生される広告であり、ページのタイムラインやWatchのウォッチリストでコンテンツを能動的に探している利用者に配信されるという。

  • 3つの広告フォーマットのイメージ

「ミッドロール広告」は動画の再生中に挿入される広告で、自然な切れ目がある動画に最適なフォーマットだ。広告の挿入ポイントは複数指定でき、ポイントが複数ある場合にはそのうちの一部で広告が配信される。また、「画像広告」はコンテンツの下部に表示される静止画の広告で、動画の視聴を中断させることなく表示できるとのことだ。

Facebookのインストリーム広告はこれまで26の言語に対応し49カ国で展開していた。今回は日本を含む5カ国が追加され、新たに11の言語のサポートも開始する。