日本マイクロソフトと人材サービスを提供するパーソルイノベーションは7月19日、日本のDX推進を目的に、リスキリング(学び直し)の領域で協業を開始することを発表した。

  • 日本マイクロソフト×パーソルイノベーション、リスキリングの領域で協業

    日本マイクロソフト×パーソルイノベーション、リスキリングの領域で協業

この取り組みでは7月1日にパーソルイノベーションが提供を開始した、法人向けオンラインコーチングサービス「学びのコーチ」をリスキリングのプラットフォームとして活用する。

コーチングを通じた「学び」として「学びのコーチ Microsoft Skilling Partner プログラム」の提供、コミュティを通じた「学び」としてMicrosoft「スキルチャレンジ」と「学びのコーチ」の協業、より良い「学び」の研究として、Microsoft キャリアマップの共同研究・開発 ——という3つの取り組みを軸に従業員のリスキリングを実現し、日本のDXを推進できるデジタル人材を創出していくとする。

「学びのコーチ」では、今後、Microsoft Power Platformなどをターゲットにしたビジネス系人材のデジタルスキル醸成にも取り組んでいく予定だということだ。

ジャパン・リスキリング・イニシアチブの代表理事である後藤宗明氏からのエンドースコメントは以下のとおり。「日本におけるDX推進にあたり、最大の課題はデジタル人材の育成にあります。そして人材のリスキリング(スキルの再習得)を開始し、継続してゆくことがDX成功の鍵を握っています。海外、特にデジタル先進国と言われる国々では、数年前から企業が本格的にリスキリングに取り組み、DXを成功させてきています。一方で 2021 年は日本企業にとってリスキリング元年、重要性が理解され始めてきています。全世界で自社従業員のみならず、クライアント企業や、失業者支援においてリスキリングを展開しているマイクロソフト社と、従業員の学びに並走するパーソルイノベーション社の「学びのコーチ」の提携により、日本の就業形式に合った形で本格的なリスキリングプログラムが提供され、企業のDX成功の礎となることを期待しております。」