HOYAデジタルソリューションズは5月12日、AI技術を活用した外観検査パッケージソフトウェア「Voyance Inspector」の提供開始を発表した。

Voyance Inspectorは、AIモデルの世代管理、評価結果のグラフ出力、閾値調整などの機能に加え、AIモデルの新規開発機能、最適化調整済みモデルのエクスポート機能、単体で使用可能な判定アプリケーションなどを備えたAI外観検査パッケージソフトウェア。

少量の画像でも学習が可能となる「標準AIモデル」を搭載し、大量のデータがなくてもAIモデル作成が可能。今後は、良品画像データのみでの学習を可能とするモデルやAIが誤判定したデータを用いて再教育するモデルなどの機能強化が予定されている。

追加学習を行った際のデータセット・AIモデル・評価結果データの紐づけや、モデルの世代管理、複数の評価パラメータ調整結果の管理等、AI外観検査の運用を開始した後に必要となる様々な機能をフルに装備。エッジ側の判定アプリケーションも運用状況に合わせたカスタマイズが可能だという。

トライアルではクラウドサービスを使って試行し、本導入ではオンプレミスで生産ラインに組み込むなど、用途に合った形態で導入することが可能となっている。