いつ頃からだろうか、お風呂が沸いた時に、メロディと共に「お風呂が沸きました」という音声が流れるようになった。自宅以外の場所でも、同じ音声と音楽が流れて、まるで自宅にいるような気分になった人もいるのではないだろうか。

ノーリツは4月28日、同社の給湯器のお湯はり完了時に流れる“「人形の夢と目覚め」のメロディーと「お風呂が沸きました」の音声でお知らせ”の音が、クラシック音楽を含む音声で初めて「音商標登録 第6369662号」として商標登録されたと発表した。呼称は「オフロガワキマシタ,ワキマシタ」。音声は同社の公式YouTubeチャンネルで聞くことができる。

クラシック音楽は、通常視聴して楽しむものであり、音商標としての登録が非常に困難だが、同社「お湯はり完了メロディー」は、長年にわたり広く使用されており、容易に企業名を想起することができると認められたことから、クラシック音楽を含む音声で初めて音商標として登録が実現したという。

同社のお湯はり完了メロディーは1997年から給湯器のリモコンに搭載されている。ユニバーサル化が浸透する中、目が不自由な人がお風呂を沸かすことの不便さを解消するため、音で沸き上がりを知らせるアイディアを形にした製品だという。

メロディーは聞き飽きないよう、はやりすたりがないクラシック音楽に絞り、利用者にこれからおふろに入る高揚感と幸福感を感じてほしいという思いを重ね、ドイツの作曲家テオドール・エステン(オースティン)のピアノ曲「人形の夢と目覚め」の第2部「夢を見ているところ」を選定したとのこと。

2020年までの音声リモコンの累計販売台数は約1,625万台で、累計販売台数を設置された世帯数と仮定し、1世帯の平均人数2.39人とかけると、日本の人口総数の約3人に1人の割合に相当するとしている。