高精細映像などを現場(エッジ)でリアルタイムにAI処理するデバイス「Edge AI Box」などを提供するスタートアップ「EDGEMATRIX(エッジマトリクス)」は、NTTドコモ、清水建設、SONY INNOVATION FUND、DGベンチャーズの4社から、第三者割当増資により約10億円を資金調達したと発表した。

「Edge AI Box」は、街やビルを見守るIPカメラ映像などを現場でAI処理し伝送できる屋内と屋外用小型デバイス。「EDGEMATRIXサービス」は、現場設置の「Edge AI Box」からエンド・エンドで映像エッジAIを統合管理するプラットフォーム。

  • 映像エッジAIのイメージ

EDGEMATRIXは、2019年8月のシリーズAにおける約9億円を加えた累計19億円の調達資金により、「Edge AI Box」新機種追加、「EDGEMATRIXサービス」新機能開発を行い製品サービスを強化。また、清水建設が開発した建物OSとの連携も視野に入れたスマートシティやスマートビルディングにおける各種センサーとの連携開発を行うとともに、道路・鉄道等の公共施設や医療・福祉施設等を含む社会インフラへのソリューション提供拡大、製品引き合いが増えているアジア市場から海外展開を加速していくという、