Microsoftは10月20日(米国時間)、「Introducing Microsoft Edge preview builds for Linux - Microsoft Edge Blog」において、Microsoft Edge開発チャンネル(DevChannel)のLinux版を公開したと伝えた。MicrosoftはこれでWindows、Mac、Linuxという3つのプラットフォームに対してMicrosoft Edgeの提供を開始したことになる。しばらく開発版での公開を行い、いずれ安定版の公開を行うものと見られる。
これでChromiumベースのMicrosoft Edgeは次のプラットフォームで動作することになった。
- Windows 10
- Windows 8.1
- Windows 8
- Windows 7
- Windows Server 2016+
- Windows Server 2008R2〜2012R2
- macOS
- Ubuntu
- Debian
- Fedora
- openSUSE
Linux版のMicrosoft Edgeは「Microsoft Edge Insider Channels をダウンロード」からダウンロードできるほか、「Linux Software Repository for Microsoft Products | Microsoft Docs」の説明に従ってリポジトリを追加して利用するという方法がある。
Linuxでは既にChromiumやGoogle Chromeを利用できるため、Microsoft Edgeの需要がどこまであるのかは不透明。Linux版Microsoft Edgeのリリースは、MicrosoftがLinuxに対してもソフトウェアの提供を行っていくという姿勢を見せていることに意味がある。Microsoftはこのところソフトウェアのオープンソース化に取り組んでおり、Linuxで動作する他のソフトウェアの公開も行っている。Microsoft Edgeはそうした取り組みのひとつとなるもので、Microsoftの最近のLinuxに対する姿勢が表れている。