TISは10月1日、ビジネスパーソンのイメージコンサルティングなどを手掛けるアイシービーと共同開発した、AI(人工知能)を使用して骨格診断で高度なファッション提案ができるという「AI骨格診断サービス」を提供開始した。

両社はECサイトやアパレルを取り扱う業界(小売、百貨店、ウェディング)を中心に、今後5年間で50社の導入を目指す。

  • サービスの提供イメージ

同サービスは、同社のファッション関連プラットフォームである「NIAiNO(ニアイノ)」のサービス群の1つであり、利用者の全身や手などの体のパーツの画像を、骨格診断理論に基づき作成したAIに判定させ、その人に本当に似合うというアパレル商品を提案するもの。

同サービスに搭載した骨格診断AIは、この領域の第一人者というアイシービーの二神弓子氏の理論に基づいている。二神氏が代表を務めるアイシービーは、国内のイメージコンサルティングの先駆けとして「骨格診断ファッションアナリスト」などの養成に取り組んでいるといい、骨格診断ではパイオニア的な存在だという。提供形態は、API版とWeb版の2種類。

同サービスの導入により、ファッション系ECサイト、アパレル関連のリアル店舗、ファッション雑誌、ウェディング業界などの企業は、プロ目線による診断結果に基づいた顧客自身の骨格タイプに似合うファッションコーディネートの提案が可能になるとしている。

これにより、店舗やECアプリのコンテンツとして集客効果を期待できると共に、取得した顧客の骨格タイプとファッション嗜好性をデータとして収集し利用・分析することも可能。

両社は同サービスの導入メリットについて、ECサイト、リアル店舗、雑誌それぞれについて例示している。

ECサイトでは、試着ができず似合うかどうか不安を感じ購入をためらっている利用者に対し、同サービスを使って利用者の骨格タイプを診断し、タイプに応じた似合うファッションアイテムを推薦することで、購入に繋がりやすくできるという。

リアル店舗では、店舗スタッフがタブレットでAI骨格診断のサポートをして提案することで、骨格診断理論をベースとしたファッションコーディネートが可能になり、接客の質が向上するとのこと。また、骨格診断のスキルを身に着ける教育期間やコストの削減も併せて実現できる。

雑誌では、魅力的なファッション特集を掲載しても実際に似合うかどうか判断できず、購買機会が失われるという。紙面にAI骨格診断へのアクセス用QRコードを掲載し、雑誌の特集とAI骨格診断を連動させることで、掲載商品のオンライン購買に繋げられるとしている。

  • PoCのイメージ

同サービスについて、ストライプデパートメントが運営するECサイトである「STRIPE DEPARTMENT(ストライプデパートメント)」において、PoC(Proof of Concept、概念実証)を10月28日までの予定で実施する。