ユーザーローカルは6月24日、オンライン授業を受ける生徒が集中して受講しているかを測定するAIを開発したことを発表した。
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生徒の集中度をディープラーニングAI技術で可視化
今回、同社が開発したのは、オンライン授業配信システム事業者向けに、ディープラーニング技術によるオンライン講義集中度計測AI。
学生・生徒側PCのWebカメラやスマホカメラの画像をもとに授業への集中度を判定するディープラーニングAI技術により、教師は生徒ひとりひとりの様子を定量的に把握することが可能。生徒の集中度や関心度合いを可視化することで、オンラインでも生徒が集中して臨める質の高い授業の実現を支援するとしている。
また、同システムで得られた生徒の集中度データをもとに、授業態度と成績との因果関係や、教師・講師別の特徴（授業の満足度）の調査、「集中力が続きやすいタイプか」といった各生徒の個性を把握するのに役立てることもできるということだ。
なお、同システムでは、既存のオンライン授業配信システムにJavascriptタグを埋め込むだけで、手軽に集中度を計測できるという。ディープラーニングによる視線予測、表情認識、姿勢推定、物体検出、人物検知といったAI技術を組み合わせて授業中の生徒の様子を統計的に観測する仕組となっている。また、プライバシーにも配慮し、顔部分をマスキングすることも可能となっている。
