米モデルナ(Moderna)は6月11日(米国時間)、同社が開発を進めている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けワクチン「mRNA-1273」の第3相臨床試験を2020年7月より開始する計画であることを明らかにした。

第3相臨床試験は一般的には治験の最終段階であり、今回は米国内の約3万人を対象とし、副作用を最小限に抑えながら免疫応答を最大化するための最適な用量レベルとして100μgの投与を行うとしている。

なお同社は、投与量が100μgと決まったことから、大量生産に向けてスイスの製薬会社ロンザ・グループと提携、2021年には年間で約5億回、条件次第では最大約10億回分の供給を可能にする予定であるとしている。