米カリフォルニア州シリコンバレーで、ビッグデータを効率的に管理してリアルタイムで分析する技術を開発することを計画しているソフトウェア会社であるBigStream Solutionsは4月末、Samsung Electronocs、Xilinxおよび米国の投資会社Cota Capitalから総額1910万ドルの資金提供を受けたと発表した。
企業別の内訳は公表していない。同社はこの資金を活用し、高度なコンパイラーとランタイムテクノロジー、およびFPGAの自動プログラミングを介して、ビッグデータと機械学習プラットフォームにむけたハイパーアクセラレーションソフトウェアを開発するという。
人工知能(AI)や自動運転技術の発達に伴うデータ使用量の増加により、データ処理速度を画期的に引き上げた高性能高速DRAM製品の需要が増しており、韓国の大手メモリメーカ-2社は、ビッグデータ処理用高速DRAM製品を相次ぎ発表しており、BigstreamはXilinxのFPGA/SoCを用いてビッグデータプラットフォームをシームレスに高速化するソフトウェアを開発している。
自社の半導体チップを拡販したいSamsung、SK Hynix、Xilinxとソフトウェアを拡販したいBigstreamの思惑が一致し、win-winを目指すようだ。