Maxim Integratedは4月7日(米国時間)、ウェアラブル機器やヒアラブル機器のソリューションサイズの小型化ならびにバッテリ寿命の20%延長を可能とするマルチ出力(SIMO)パワーマネージメントIC(PMIC)「MAX77654」を発表した。

  • MAX77654

    SIMO PMIC「MAX77654」の適用イメージ

同製品は3個のバックブーストコンバータと3個のインダクタを1個のコンバータと1個のインダクタに置き換えることが可能なほか、1個のインダクタから3個の出力が可能で、従来4チップで構成されていたシステムの効率を16%上回る91%を実現することが可能であり、バッテリ寿命を20%延長できるほか、シャットダウン電流が500nA未満で、5個のレギュレータ動作時の消費電流が6μAであるため、計者は低消費電力の民生用機器により多くの機能を追加することができるようになるという。

また、2個のLDO/負荷スイッチ、1個のバッテリチャージャ、その他の受動部品を置き換えることができるため、従来のディスクリートソリューションと比べて50%小さい19mm2のソリューションサイズを1個のSIMO PMIC、9個のコンデンサ、1個のインダクタで実現することができるともする。

さらに、熱放散を低減し、シングルインダクタシステムのパワーソリューションを使用する場合と比べてシステムの基板温度を20℃以上引き下げることができるほか、ノイズに敏感なレールに対応して20mVp-p未満という出力電圧リップル性能を発揮するとしている。

なお同製品はすでに入手可能となっており、単価は2.00ドル(1,000個以上、FOB USA)。評価キット「MAX77654EVKIT#」も用意されており、こちらの105ドルとなっている。