スポーツ映像分析プラットフォームを提供するRUN.EDGEは2月27日、KDDI Open Innovation Fund 3号(運営者:グローバル・ブレイン)、メディアシーク(子会社であるメディアシークキャピタルを通じて出資)、データスタジアム、Spiral Capital Japan Fund 2号(運営者:Spiral Capital株式会社)、Link-U、クロップス、クイックソフト、旺文社イノベーションファンド1号より、総額5億8000万円の資金調達を完了したと発表した。

今回の資金調達に伴い、以下の新規・既存領域において出資先との協業を目指した取り組みを開始し、事業成長を加速させていくという。

  • 5G時代のワクワクする未来の体験創造を目指すKDDIと「スポーツ観戦者向けやアマチュア向けの展開」
  • 画像認識技術に関する高いノウハウとビジネス経験を有するメディアシーク、他出資先と「動画サービス・プラットフォーム向けの展開」
  • スポーツデータ業界における先駆者であるデータスタジアムと「国内プロ野球を中心とした展開」(業務提携契約を締結済み)

同社は、富士通の事業から独立・カーブアウトし、スカイライトコンサルティングと共同で活動を開始し、シーン映像の検索・分析のコア技術をベースに革新的で使いやすいUXを提供し、プロ野球向けアプリケーション「PITCHBASE」は日米において、すでに10以上のプロ球団で採用されている。

また、今年2月にサッカー向けアプリケーション「FL-UX Football」をローンチし、川崎フロンターレやそのほかのJリーグクラブ、欧州1部リーグのクラブ、ブラジルのクラブにおいて採用が決定している。

  • FL-UX Footballの画面イメージ

    FL-UX Footballの画面イメージ

資金調達・協業を活用し、世界中のプロ・アマチュアスポーツの選手・チームをサポートする技術とプロダクトの開発を進め、グローバルでのサービス展開やユーザー拡大を加速するほか、これまでに培ったシーン動画再生技術を教育などスポーツ以外のさまざまな分野に提供し、多様な企業・団体とともに新しい価値の創造に取り組む方針だ。