NTTデータは11月27日、2020年秋以降、あらゆる世代の預金口座取引を対象とした家族を見守るためのサービスを、バンキングアプリ「My Pallete」ならびにインターネットバンキングサービス「AnserParaSOL」で提供を予定していると発表した。

同サービスは、利用者が預金引き出しなどの取引を行った際に、家族などの見守る側が持つスマートフォンアプリなどに、取引の通知を届けるもの。

取引の通知・照会範囲は、利用者が設定することが可能なため、見守られる側の本人意思を尊重できる。

インターネットバンキング/アプリバンキング利用率が比較的低い高齢者層を考慮し、これらの設定を書面で受け付け、行員が登録できる機能も提供する。

利用例としては、1人暮らしの親の預金取引が心配な家族、夫婦間での預金取引状況の共有、進学などにより離れて暮らす子供の預金取引の把握などが挙げられる。

  • 家族の口座取引を見守るサービスの利用イメージ

NTTデータは2019年9月にFintechのピッチイベント「Finovate Fall 2019」で高齢者やその周囲の人の金融体験を向上させるコンセプトモデルを発表、高齢社会における金融サービスの向上を図るソリューションを展開していくとしている。