NTTデータ東北は郡山市と、保育施設入所事務における「RPA-AI連携システム」の実装に向けた実証実験の結果を報告した。

この実証実験では、OCR、RPA化等の適用範囲を選定するため、郡山市より保育施設の入所事務作業のヒアリングを行い、業務フローの可視化及び作業プロセス整理を実施し、RPA連携OCRシステムの導入効果を検証した。

  • 保育施設の入所事務作業業務フロー図

その結果、OCRによる手書き帳票の正読率は90%を超え、業務改善への有効性を確認することができ、また、OCRによりデータ化された情報をRPA連携させることで現行業務の想定される作業時間について最大74%削減できることを確認したという。

  • RPA連携想定削減効果一覧

今後、NTTデータ東北では、今回の取り組みで得た知見を活かし、AI-OCRソリューションとRPAソリューションを組み合わせたAI-OCR連携RPAソリューションの本格導入に向けた取り組みを加速させることで、保育施設入所事務の抜本的な業務効率化の実現及び保育サービスの向上に寄与したいとしている。