Box Japanは9月12日、コンテンツへのメタデータの適用をフォルダごとに実現する新機能「フォルダレベルのメタデータカスケード機能」の提供を開始した。これにより、Boxのフォルダに格納したコンテンツにコンテキストを追加したり、ビジネスデータを効果的に構造化したり、ワークフローを動かしたり、メタデータベースのセキュリティポリシーを付与したりすることができるという。

  • フォルダレベルのメタデータカスケード機能

新機能はBoxのWebアプリで使うことができ、エンタープライズ向けのメタデータテンプレートをフォルダに追加することで、そのフォルダに格納されている個別ファイルにメタデータを自動的に追加することができるという。ファイルのメタデータと同様に、コラボレーターもフォルダごとのメタデータにアクセスして、従来からあるアクセス許可モデルを使うことを可能としている。

メタデータテンプレートを追加することで、選択したテンプレートのカスケードポリシーをシンプルに有効化することができるほか、カスケードポリシーを有効化することで選択したフォルダに格納されているすべての既存ファイルやフォルダに同じメタデータテンプレートと属性が追加される。メタデータが適用されたファイルやフォルダに別フォルダに移動させても、追加されたメタデータと属性は適用されたままになるという。

カスケードポリシーが有効化された後、メタデータの競合を避けるために既存のテンプレートや属性の上書きを一度行うことができる。上書きポリシーは、ポリシーが作成された時のみ実行を可能とし、すでにメタデータが適用されたファイルの上書きを避けるため、新しいファイルが選択されたフォルダに格納された後はメタデータの上書きをストップするとしている。