JR東日本は7月10日、ウェルネットと共同で、2019年9月1日からJR東日本の一部路線の通学定期券について、「スマホ定期券」のモニタリングを実施すると発表した。
「スマホ定期券」は、利用者がウェルネットのスマートフォンアプリ「バスもり!」アプリをダウンロードすることにより、スマートフォンの操作だけで定期券を購入して乗車ができるサービス。
スマートフォンから資格確認用情報の入力と本人確認用写真を撮影・画面表示を行うことで、駅窓口へ「通学証明書」を提出する手続きを省略する。
JR東日本は、首都圏や仙台・新潟エリアで、モバイルSuicaを活用して駅の窓口に行くことなく、定期券を購入できるサービスを提供している。しかし、交通系ICカードを導入していない線区では、定期券を発行するために駅の窓口まで行く必要がある。
今回、ウェルネットとの連携により、駅の窓口に行かなくても通学定期券を購入できる仕組みを試行導入する。
対象区間は以下の通り。
- 水郡線:矢祭山~磐城守山間
- 奥羽本線:大石田~真室川間
- 陸羽東線:新庄~最上間
- 陸羽西線:新庄~古口間
- 気仙沼線:柳津~気仙沼間
- 羽越本線:本楯~西目間
- 上越線:越後湯沢~浦佐間
- 小海線:清里~小諸間
- 飯山線:豊野~森宮野原間