Unicode Consortiumは5月7日(米国時間)、「The Unicode Blog: Unicode Version 12.1 released in support of the Reiwa Era」において、Unicode 12.1を正式にリリースしたと伝えた。このバージョンには日本の新元号である「令和」の合字が追加されている。

Unicode Consortiumは通常、英語のみで発表を行っているが、今回の発表に関しては「Unicode コンソーシアムは「令和」をサポートする Unicode 12.1 を正式リリースしました」において日本語版が公開されている。

  • 令和の合字サンプル - 資料: Unicode Consortium提供

    令和の合字サンプル - 資料: Unicode Consortium

  • 令和の合字サンプル - 資料: Unicode Consortium提供

    令和の合字サンプル - 資料: Unicode Consortium

新元号「令和」はすでにUnicodeに登録されている漢字で表記することができる。しかし、Unicodeには㍾、㍽、㍼、㍻といったように元号を1文字で表現した合字が含まれており、「令和」もこれらと同様に1文字で表現したものを追加する必要がある。今回、Unicode Consortiumが公開したUnicode 12.1はこの用途に応えるものとなる。

Unicode Consortiumは改元の半年以上前から、改元に対応するためにあらかじめ新元号の合字を割り当てるUnicodeコードポイントを割り当てるといった取り組みを行っていた。新元号が2019年5月1日から適用される予定になっていることは事前にわかっていたため、スムーズに新元号に対応するために先行して対処していたとしている。