東芝デジタルソリューションズは24日、戦略調達ソリューション「Meister SRM」の調達分析機能の新たなオプション機能として、「調達AIオプション」の販売を、2018年11月より開始することを発表した。

  • 調達AIオプション」の概念図

    「調達AIオプション」の概念図

「Meister SRM」は、主に製造業の調達・購買部門向けに国内30社以上の導入実績を持ち、東芝グループ各社でも採用されている戦略調達ソリューション。サプライヤとの接点プロセス全体をカバーするコミュニケーション基盤として、調達部材のコスト構造の把握によるコスト低減や、BCM(事業継続マネジメント)/BCP(事業継続計画)管理による調達リスク低減など戦略的な調達業務の実現を支えている。

今回発売される「調達AIオプション」は、分析データベースのデータをAI(東芝アナリティクスAI「SATLYS」)で分析することで、早期に課題を発見し対策を講じることができる「Meister SRM」のオプション機能。

コスト精査へと調達環境や業務のあり方が変化していくなかで、市況や調達品、経験から導き出すトータル的な見積の精査分析を可能にし、価格査定ノウハウを企業内で共有・継承することが可能となる。

これまでに取得した見積評価データや市況情報の機械学習により予測値を算出し、その予測値と見積回答金額の差額を可視化することでコスト査定すべき見積データへの気づきを促す。これまで人が確認していた見積回答を事前にAIで精査することで、迅速化・効率化を促進するとしている。

なお、11月8日〜9日にグランドニッコー東京 台場(東京都港区)で開催される「TOSHIBA OPEN INNOVATION FAIR 2018」の展示会場内において、デモを交えた「調達AIオプション」の展示が行われる。