TISは、ベンチャー企業への投資を行う「コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)」から、ブロックチェーン技術を用いたシェアリングサービス提供のスタートアップ企業のブロックチェーンロック(BCL)に出資したと発表した。

BCL社は、幅広い価値移転ビジネスのインフラとなることを目的とした、「トークンエコノミー」を導入した本格的な商用ブロックチェーン「BCLチェーン」の導入・普及を目指し、2018年3月に設立されたスタートアップ企業。

スマートロックとスマートコントラクトの組み合わせをBCLエコシステムの最初のユースケースとし、「宅配ボックス」「コインランドリー」など、様々な価値移転ビジネスを推進する。これらのユースケースをはじめとし、「BCLチェーン」が価値移転ビジネスの商用ブロックチェーンサービスのインフラとして普及することを目指している。

  • ブロックチェーンロックが提供するビジネスのイメージ

TISは、BCLが独自開発する、デバイス間の支払いとスマートコントラクトの実行を確実にかつセキュアに実行する「BCLチェーン」をベースに構築されるシェアリングサービス基盤と、TISのシステム開発と保守運用の経験を組み合わせ、顧客の既存業務のデジタル化および新規ビジネスの創発を推進する。

具体的には、「民泊」「店舗管理」「ビル管理・スマートシティ」「介護」などにおいて、「BCLチェーン」を活用したスマートロックやシェリング・エコノミーの実現と、BCLが発行するBCLトークンを使ったサービスの提供を目指す。

提供するサービスの決済機能としては、TISの決済ソリューション「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)」の決済サービス・ソリューション(QRコードモバイル決済、BCLトークンを用いたIoT決済)などと連携して行く予定

  • BCLチェーン活用のイメージ