日本ナショナルインスツルメンツ(以下、日本NI)は、分散したテスト・計測システムの管理に特化したアプリケーションソフトウェア「SystemLink」を発表した。

  • 「SystemLink」イメージ画像

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SystemLinkは、中央集約型のインタフェースにより、ソフトウェアの実装(デプロイ)、デバイスのリモート・コンフィギュレーション(構成)、システムの状態やパフォーマンスの監視といった作業を自動化するのに役立つソフトウェア。同製品を活用することで、運用効率の向上と保守コストの削減が可能となる。

同製品が備える中央集約型のインタフェースへは、どこからでもアクセスが可能で、ソフトウェアの構成や実装、装置の状態やパフォーマンスの監視、アラームの管理、アプリケーションにおけるパラメータの視覚化といった作業を、リモートで行える。また、ユーザが指定したダッシュボードやリモートのオペレータ用インタフェースに対し、自動でデータの送受信を行える。

複雑な被測定デバイスや短期開発に対応するには、ワークフローで効率的に使用できる、個々のニーズにカスタマイズされた包括的なツールが必要だが、こうしたツールによって、アプリケーション要件を正確に満たす。

また、SystemLinkは、ワークフローの各段階内でニーズに合わせてカスタマイズした製品を使用した、NIのソフトウェア中心のプラットフォームに追加されている。システム開発プラットフォーム「LabVIEW」を中核に据え、テスト管理ソフトウェア「TestStand」で各種処理を実行するワークフローにより、多くのアプリケーション分野でテストと検証に関する生産性の向上を図ることができる。

ワークフローの各要素は、他社製のソフトウェアとの相互運用性も備えており、コードやIP(Intellectual Property)の再利用性を高めることができる。また、「LabVIEWツールネットワーク」で提供されるアドオンやツールといったNIのエコシステムを活用することで、各種アプリケーションに固有の要件に対応する。