AOSテクノロジーズは15日、APIを使って欲しい企業や提供者とAPI開発者やビジネス企画者を繋げるための流通プラットフォーム「APIbank.jp」を開設した。

日本初になるというAPI開発・販売のトータル支援サイト「APIbank.jp」は、"APIを使う側"と"APIを提供"する側を繋ぐ目的で設立されている。GPS、辞書、地図、音声などのAPIからAI、ブロックチェーン、フィンテックや金融、決済などカテゴライズされたディレクトリに既に多くの数多くのAPIが掲載されている。APIを登録するには、無料の審査を経て掲載される方法と公式パートナー契約を締結後に無料で掲載する2つの方法があり、Webページにはガイドラインや申し込みフォーム経由が設置してある。API提供者にはAPI管理機能が、API利用者には利用登録、登録キー発行などが提供される管理プラットフォーム「SOBA」がシステム的な基軸として用意されており、評価テストや契約などのプラットフォームとしても機能する。従来個別で行っていたこれら作業が軽減することで、開発生産性を向上させる。

  • 「SOBA」概要(同社資料より)

    「SOBA」概要(同社資料より)

同社は250兆円という資産もあるAPIエコノミーの広がりに言及する一方、情報や技術的な整備が不足していること、また従来のアプリケーションを分散型アプリケーション(Dapp/Decentralized application)に切り替える流れをサービス提供の背景として挙げており、最先端のブロックチェーン技術を活用するためのAPI提供を行うことで、世界で使われるアプリ開発を支援したいと述べている。