日本ユニシスは9月29日、10月2日から個人向けの資産形成支援サービス「Fortune Pocket(フォーチュンポケット)」の提供を開始すると発表した。新サービスは、将来に向けた資産形成支援に特化した機能を備えた国内初のアプリに加え、同社が事業主体として直接個人向けに提供する初めてのサービスだという。

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主な機能は、個人のバランスシート作成、ライフプラン・シミュレーション、金融コンテンツ、キャンペーン情報提供の4点。個人のバランスシート作成では、銀行口座や証券口座など流動性の高い資産や、自動車、不動産などの固定資産に加え、クレジット残高や住宅ローン残高などの負債も含めた個人に関わる全資産のバランスシートを作成し、最新価値だけでなく過去からの推移も確認可能なほか、加入保険や年金情報も可視化するという。

ライフプラン・シミュレーションについては、用途に応じたシミュレーションを可能とし、シミュレーション結果に基づき、将来のライフイベントやリタイアメントなどのライフステージを考慮した最適な資産目標を提案。

金融コンテンツに関しては、資産形成に関わる教育コンテンツやコラムを提供し、お金に関する基礎知識の向上や疑問解消を支援するとしている。キャンペーン情報提供では、利用者の属性に合わせた金融機関からのキャンペーン情報を提供する。

同社では、これらの機能に加え、バランスシートの評価やアドバイス、ファイナンシャルプランナーや金融機関へのコンサルティング仲介、贈与・相続支援機能など、利用者ニーズに合わせ段階的にサービス拡充を図る方針だ。また、主な注力マーケットとしては福利厚生サービス市場や家計簿サービス市場を想定している。

今後、新サービスの継続的な機能拡充と提携先・マーケットの拡大を図りつつ、300万人の会員獲得を計画。さらに、さまざまなビジネスエコシステムを形成し、より良い社会を実現するプラットフォームの構築を目指す考えだ。