モバイルコンテンツ事業を手掛けるエムティーアイと常陽銀行は7月26日、口座直結型スマートフォン決済を利用したサービスの実証実験を8月1日から開始すると発表した。

同実験は、水戸ヤクルト販売の協力の下で、常陽銀行本店の従業員を対象としたヤクルト商品の訪問販売時の支払いを、口座直結型スマートフォン決済にて行いサービスの利便性や有用性の検証を行うというもの。ヤクルト商品の購入時に指定されたQRコードをスマートフォンの専用アプリで読み込み実行処理を行うことで、事前に登録した支払い用口座から直接の代金支払いを可能にする。

実証実験の概要イメージ

これにより行員は現金やクレジットカードなどを所持する必要がなく、財布を持ち歩く手間や支払い時のストレス、手持ちの現金の心配から解放されることが期待できるという。また、水戸ヤクルトの販売員は、お釣りの準備や販売後の入金処理など、現金を扱う時間が短縮されることで、業務の負担軽減や購入者とのコミュニケーションの活性化などが見込めるとしている。

今後は、本実験の結果から得られたノウハウをもとにさらなる実証を重ね、利用者の生活がより便利で豊かになるキャッシュレス社会の実現に貢献するサービスの提供を目指すとしている。