ソフトバンクは7月4日、IBM Watsonを活用した業務支援ソリューションとして「EXA AI SmartQA」と「TalkQA for Recruit」を販売開始したと発表した。

「EXA AI SmartQA」は、企業の業務を支援するAIチャットボットソリューション。LINEやLINE WORKSによるさまざまな問い合わせに対して、IBM WatsonのAPIである検索とランク付け(R&R)を活用することで最適な回答を提示する。

サービスの問い合わせ窓口はもちろん、社内の従業員向け問い合わせ窓口などのQAサービスを自動化することも可能だ。また、管理画面から、学習データの登録や更新、未回答項目のフォロー、データ分析などが簡単にできるため、AIの導入・運用担当者の負荷軽減を図ることができるという。

「EXA AI SmartQA」の初期導入費用は35万円~で、システム利用料は30万円/月。

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「TalkQA for Recruit」は、学生から寄せられる企業情報や採用情報などに対する質問について、チャット形式で自動応答する採用活動支援に特化したAIチャットボットソリューション。あらかじめ汎用性の高い約100項目の質問例に対する学習データが用意されているため、企業がデータを作成する手間も軽減することができる。また、ソフトバンクロボティクスが提供する人型ロボット「Pepper」にも対応するので、採用イベント会場でPepperが来場者の質問に答えるといった使い方もできるという。

同サービスには、IBM WatsonのAPIである自然言語分類(NLC)が使用されているので、話し言葉の意味を理解して回答を提示することができる。また、質問ログがすべて蓄積されていくため、学生の関心を把握して、採用活動の役に立てられるとしている。24時間いつでも問い合わせ可能なので、学生側からのメリットも大きいとしている。

「TalkQA for Recruit」の初期費用は、基本環境構築+学習データ(プリセット)で20万円~。システム利用料は17万円~/月で、5万コール(問い合わせ数)を超える場合は1万コールごとに1万円/月の追加費用が発生する。

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