伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は6月22日、SAS Institute JapanのBIツール「SAS Visual Analytics」をMicrosoft Azure上で提供するクラウド型のデータ分析環境「cloudage works by Microsoft Azure -SAS Analytics Services-」を同日より提供開始すると発表した。価格は年間360万円(税別)から。

今回提供するサービスは、ユーザー自身がレポート作成やデータ分析を行うセルフサービス型BIツール「SAS Visual Analytics」を使用したクラウドサービス。 また、導入検討フェーズから運用まで一貫したSAS導入および分析支援サービスの提供も行う。

「cloudage works by Microsoft Azure -SAS Analytics Services-」のサービスフロー

具体的には、CTCが用意する顧客分析や売上予測等のサンプルデータを利用して、分析・可視化・解析などの機能の使い方を習得する「PoCサービス」(50万円(税別)~)、設計/導入にSASの専門知識が必要となるSASサーバインストール作業と簡易教育をパッケージングした「クイックスタートサービス」(個別見積り)、分析用データの加工やレポート作成、ニーズやシステム変更に伴うレポートの改修などを行う「分析運用サービス」(個別見積り)、短期間でSAS導入効果を計測する、マーケティング・データ分析から活用までのプロセスのトライアルサービス「分析トライアルサービス」(個別見積り)を提供する。

同社はマーケティング部門や品質管理部門を中心に導入から運用までの支援サービスと併せて展開し、3年間で3億円の売上を目指す。