米モレックスの日本法人である日本モレックスは12月21日、非防水ハイブリッドコネクターを統合することで、1つのコネクターで信号とイーサネットの接続性を少ない専有面積で実現した「stAK50h インフォテイメントコネクターシステム」を発表した。

同コネクターは、USCAR-2および世界的な自動車メーカー標準に適合するほか、USCAR標準カラーコード採用のハウジングであり、目視で極性を確認できるので誤かん合防止に貢献する。NanoMQSおよびAK(独Arbeitskreis)仕様に対応する0.50mmと1.20mm端子により、幅広い低電流信号(4.0A)ならびにイーサネット用途に対応可能で、ヘッダー嵌合時に使用するPCB位置合わせボスによって基板への正確な実装が可能となっている。

同コネクターについてモレックスは「自動車の快適性システム(パワーシート)やインフォテイメントシステム、運転補助(ナビゲーションシステム)、車体電装(内部照明、計器、ドアゾーンモジュール)、安全機構(シャーシ)、車内ネットワークのほか、商用車の内装電装モジュールや車体電装モジュールなどに適している」としている。

stAK50h インフォテイメントコネクターシステム(左:ヘッダー、右:リセプタクル)