NECネクサソリューションズは7月20日、製販一体型の基幹業務パッケージEXPLANNER/Aiの「食品製造業向けテンプレート」の機能強化を行い、販売を開始すると発表した。

食品製造業は、人口減少・高齢化による国内市場の量的減少、原材料費の高騰といった事業環境のもとで、「食の安心・安全」の追求、食品衛生に関する法規制強化への対応、小売業のニーズへの対応など、多くの課題を抱えているという。

そこで、食品製造業の業務効率化と付加価値創造への取り組みによる収益性の維持・向上を支援する機能強化を実施。原価管理機能の強化に加え、生産計画スケジューラやトレーサビリティシステムとの連携を実現することで、食品製造業の経営意思決定と業務改善を支援する。

今回の機能強化により、賃率別工数入力や日別工場別賃率計算による労務費算出、実際原価計をするための多基準経費按分設定にも対応し、経営意思決定に必要な原価管理精度を向上する。

また、生産計画スケジューラ「Asprova(アスプローバ製)」との連携により、市場の動きに合わせた生産計画の見直しに対応。生産計画業務の属人化を解消し、現場作業の効率化、原材料入荷から製品出荷までの生産計画の見える化を実現した。

さらに、食品製造管理システム「Trace eye FOOD-Pro(サトー製)」との連携に対応。「食の安心・安全」を確保するため、使用された原材料ロットから製造ロットを把握し、さらに出荷先まで追跡する「ロットトレース」や、製造実績品質の合否判定、不良登録、賞味期限管理の機能を提供する。

価格(税別)は、基幹業務パッケージ「EXPLANNER/Ai販売」と食品製造業テンプレートのセットで、1500万円から。