ネットアップは6月6日、新しいストレージ購入モデル(ライセンスモデル)である「FlashForward Capacity Licensing」を発表した。このライセンスモデルにより、従来に無い柔軟性や既存のシステム投資の保護が実現可能になるとともに、ユーザーがストレージインフラの購入や拡張を安心して行うことができるとしている。

同ライセンスモデルは、ソリッドファイアー(SolidFire)製品のスケールアウト型ブロックストレージアーキテクチャにおけるソフトウェアライセンス体系を補完するとともに、サービスプロバイダーや先進的な企業がストレージインフラを購入・利用する際のニーズに適切に対応できるよう支援するという。

ユーザーに対しては、ハードウェアのアップグレードや入れ替えの際にソフトウェアの再購入が不要で、永久かつ移行可能なライセンスを提供する。また、実際に利用した容量に合わせてソフトウェアライセンスを購入可能な、細かい容量ベースで購入できるライセンス形態となる。

価格設定に関してはプロビジョニングした容量をベースとしており、予測不可能なデータ削減量などに起因するコストの不確実性を低減し、オールフラッシュストレージのコスト効率の向上のためにデータ量を減らせるという。

さらに、ソフトウェアライセンスを企業のシステム全体に適用できるため、利用していない容量分のライセンスを支払う必要がなくなるとともに、ビジネスのニーズに応じてハードウェアをシームレスに再構成できるとしている。

加えて、ストレージシステムの容量を拡張する場合には、購入容量に応じた割引を適用するため、価格を低く抑えられるという。