NTTアイティは2月26日、Web会議ASPサービス「MeetingPlaza(ミーティングプラザ)」をバージョンアップし、3月13日より提供を開始すると発表した。

新バージョンとなるVersion8.0では、映像コーデックにVP8を採用し、多地点を結ぶWeb会議向けに最適化され、ネットワーク帯域の変動に対する調整や、音声・データとの協調動作が可能になったとしている。同社によると、従来と比較して、帯域を30%から最大60%削減したという。これにより、通信量や帯域に制限があるモバイル環境でも、快適な利用が可能だとしている。

また、利用者向けのログイン機能とログイン後の画面(ポータル画面)も刷新された。ログインIDには、メールアドレスを利用することが可能となった。ポータル画面には、近く開催される会議情報や、利用可能な常設会議室の情報が表示されるようになり、会議主催者からの招待メールを探す手間がかからず、簡単に会議に参加することが可能となった。さらに、管理者からのお知らせがポータル画面に表示されるため、メンテナンス情報などを効率的に周知することも可能に。

「MeetingPlaza」ポータル画面イメージ
(1)会議室管理者から利用者向けへのお知らせが表示
(2)招待されている予約会議の一覧が表示。入室可能時間になると入室ボタンが表示される
(3)利用可能な常設会議室の一覧が表示。お気に入りに設定している会議室のみを表示することも可能

これまでWindowsでのみ利用可能だった仮想ファイル共有機能は、タブレットなどのモバイル端末でも利用できるようになった。仮想ファイル共有機能は、ファイルイメージのみを送り、共有先の端末にファイルを残さないセキュリティに配慮した資料共有機能となっており、モバイル端末からも資料共有の開始、ペンを使った書き込み、参加者の映像と共有資料の同時表示が可能となった。

仮想ファイル共有画面イメージ