ZMPとソニーモバイルコミュニケーションズは7月22日、自律型無人航空機による画像撮影とクラウドによる画像データの処理を組み合わせた、産業用ソリューションを開発・提供するための協業について合意したと発表した。両社は8月に、新会社「エアロセンス株式会社」を設立する。

新会社「エアロセンス」は、ZMP の「自動運転」「ロボット技術」「産業分野へのビジネス経験」と、ソニーの「カメラ」「センシング」「通信ネットワーク」「ロボットの分野における技術」を活かし、「測量」「調査」「管理」「点検」等のトータルソリューションを開発するという。また、同社は2016 年より、法人に向けてサービスの提供を開始する予定だ。

参考として提示されていたVTOL(垂直離着陸タイプ)型ドローン

ZMP は、「Robot of Everything あらゆるものにロボット技術を応用し、安全で、楽しく、便利なライフスタイルを創造する」ことをミッションとし、様々な分野に自動運転技術を応用・展開してきたが、これらは全て陸上でのソリューションだった。同社はこの度、空へとフィールドを広げることで、陸上では出来なかった新たなサービスの創出を目指すという。

一方、ソニーモバイルは、新規事業の創出に向け積極的に取り組んでおり、特に Internet ofThings(IoT)市場を見据えた事業展開に注力している。今回の協業も、その一環としてクラウドサービスを活用。パッケージングで開発・運用する事業展開を通じて、新しい価値を提案する。