オリンパスは3月2日、工業用顕微鏡「デジタルマイクロスコープ DSXシリーズ」を3年ぶりにモデルチェンジし、「DSX510」スタンダードモデル「DSX510i」倒立モデル、「DSX110」フリーアングルマクロモデルを同日より発売すると発表した。

同シリーズはサンプルをステージに置いた後の観察・測定からレポート作成まで、高度な専門知識や複雑な操作を必要しないことを特徴とする。

今回の新モデルでは、複数枚の撮影画像を自動合成することで大きな画像で観察画像を記録することができる「自動貼り合わせ機能」が進化。最大1000枚の画像を貼り合わせることができるようになり、より大きな画像を作ることができるようになった。

また、サンプルの形状に合わせ高さのピント位置をずらしながら撮影した複数枚の画像を自動合成する「拡張焦点機能」と「3D撮影機能」では、アルゴリズムの改善により撮影スピードが向上し、より快適な観察が可能となった。

さらに「DSX510」では従来の平面方向の精度保証に加え、高さ方向の精度が保証されたほか、3機種ともに「粗さ測定機能」が追加された。

左から、「DSX510」、「DSX510i」、「DSX110」