マイクロアドプラスは1月21日、AdNearの保有する「Location Based Audience(LBA広告)」の販売を強化するため、戦略パートナーシップを締結することに合意した。

AdNearは、2012年にインドで設立された「ロケーションインテリジェンス事業」を手掛ける企業で、2015年1月時点、本社のシンガポールを中心に、東南アジアやオーストラリアなどへ積極的な海外展開を進めている。

今回の業務提携により、マイクロアドプラスは、AdNearの展開するLBA広告の国内販売を強化し顧客企業のマーケティングに対して多角的な提案を実現する。

AdNearのLBA広告は、これまで国内では前例のない「位置情報を利用したスマートフォンへのアプリ広告配信」が可能。GPSのみならず、各基地局やWi-Fiのシグナル情報をマッピングすることで、より正確な位置情報を入手することができ、エリア内のユーザーに限定して広告を訴求することができる。

位置情報を利用したスマートフォンへのアプリ広告配信のイメージ

また、膨大な蓄積データと第三者の統計データなどをもとに、ユーザーが住むエリアや職場を解析するほか、買い物によく行くエリアなどの行動範囲を絞り込み、特定のエリアで閲覧されているアプリ面に対して広告を配信することも可能だ。

両社は今後、マイクロアドの保有するユーザーデータとの連携や、共同商品開発も視野に入れつつ、12月までに導入社数150社を目指す。