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8月29日(米国時間)、Linuxカーネルのメーリングリストに投函されたメール「Linux-Kernel Archive: [ANNOUNCE] Jailhouse 0.1 released」が、Jailhouseの初のリリースとなる「Jailhouse 0.1」の公開を伝えた。JailhouseはLinux向けの新しいハイパーバイザ。従来のハイパーバイザとは異なり、ハードウェアリソース分離による仮想環境の提供に主眼を置いて、シンプルで高速という特徴がある。

JailhouseはKVMやXen、bhyveのようなハイパーバイザタイプの仮想化機能を提供するが、これらと異なりエミュレーションによるデバイスの提供などは行わない。ハードウェアリソースを分離することでセルと呼ばれる仮想環境を実現することに主軸を置いている。ハイパーバイザ機能はカーネルモジュールjailhouse.koを読み込むことで有効になる。

リソース分離型の仮想化機能に関してはFreeBSD Jail、Solaris Container、Linux cgroup、またはこれら機能を活用したLXC、Dockerなどが有名。しかし、これら機能はカーネルレベルでカーネルの提供するリソースを分離しているという特徴がある。Jailhouseはハイパーバイザレベルでハードウェアリソースを分離しており根本の仕組みが異なっている。Jail/cgourps、KVE/Xen/bhyveといった仮想化機能のちょうど中間に位置するような仮想化機能を提供している。