KDDIは8月26日、総額280億円を投資し、大阪府大阪市と東京都多摩市にそれぞれ、国内最大級の電力供給能力を備えたデータセンター「TELEHOUSE OSAKA 2」(2015年8月下旬サービス開始予定)および「TELEHOUSE TOKYO Tama 3」(2016年2月サービス開始予定)を新設すると発表した。

TELEHOUSEは、欧米を中心に25年に亘る豊富な提供実績を有し、インターネットトラフィックが多く集まるデータセンターのトップブランドとして認知。日本国内のTELEHOUSEは、東京・大阪の新設により、全世界で13地域、24都市、46拠点(国内は20拠点)となり、総床面積は約37万1,000平米となる。

「TELEHOUSE OSAKA 2」外観イメージ

「TELEHOUSE OSAKA 2」は所在地を大阪府大阪市中央区とし、提供ラック数は約700。「TELEHOUSE TOKYO Tama 3」は所在地を東京都多摩市とし、提供ラック数は約1,300。「TELEHOUSE TOKYO Tama 3」の1ラックあたりの供給電力は、従来のデータセンターと比べて約5倍となる国内最大の42kVA(定格)を実現。ラックの収容効率が大幅にアップすることで、国内でICTを戦略的に活用される顧客や海外のクラウド事業者等の顧客の経済的な事業推進をサポートする。

両データセンターは、電力使用量の大きい高性能サーバを多用する大規模なWEBコンテンツやクラウドの提供ニーズに応えるため、国内最大級の電力供給能力を備える。

「TELEHOUSE TOKYO Tama 3」外観イメージ

さらに、東京・大阪のデータセンターを併用することで、有事の際のBCPおよびDRの対策として機能するため、安心・安全な事業継続に貢献する。