友人や先輩、お世話になった方などのオフィスや自宅に伺う時は、やはり少し凝った手みやげを持参したいもの。しかも送り先が女性ならなおさらです。そこで今回は、そんな手みやげにぴったりなパッケージがかわいいお菓子をピックアップしてみました。 こうしたパッケージの中には、食べた後に小物入れなどに使える物もあるのもポイント。見てうれしい、食べてうれしい、使ってうれしい手みやげ5選をどうぞ。

西光亭「クッキー」

りすのイラストがかわいい西光亭の「クッキー」シリーズ

「りすのイラストのクッキー」と言えばピンと来る方もいるのでは? まずは東京・代々木上原にある西光亭のクッキーをご紹介しましょう。このクッキー箱、独特のタッチのりすをテーマに「ありがとう」などのメッセージ入り、季節モノ、東京限定など非常に多くのデザインがあることでおなじみで、すべて藤岡ちささんが手がけています。ちなみに、現在までに200点以上のイラストが描かれてきたとのことで(2012年には作品集も発売)、パッケージ目当てのコレクターもいるというから驚きです。

味は、くるみ、チョコくるみ、ごま、チーズなど12種類から選ぶことができ、オフィスなどでのお茶うけにぴったり。手みやげにする際は、定番のくるみや甘くないチーズ、ピール入りの万柑などと組み合わせても。選ぶ人ももらう人もうれしくなる一品です。

Fairycake Fair「トーキョービスケット“TOKYO BISCUITS”」

ガーリーなイラストとトロンプルイユ(だまし絵)的な仕組みが楽しいFairycake Fairの「TOKYO BISCUITS」

イギリステイストのカップケーキ屋さんがつくるビスケット(クッキーと同じ意)。東京駅本店の壁画と同様のガーリーで不思議なパッケージは、挿絵や雑誌などで活躍するイラストレーター前田ひさえさんのオリジナル。「mosaic(モザイク)」を始めとする小箱では、ドアの向こうにカラフルなビスケットが見える仕組みで、シックなのに遊びごころがあるデザインと言えるでしょう。

手みやげにするなら、カラフルなアイシングがけの「mosaic」、フレーバーが楽しめる「brick」、フレッシュバターが味わい深い「shortbread」の詰め合わせ「TOKYO BISCUITS アソートギフトボックス」、もしくは2個セットの「mosaic&brick」がおすすめ。

デメル「ソリッドチョコ 猫ラベル」

ねこ好きにはたまらないデメルの「ソリッドチョコ」

ザッハトルテ(チョコレートケーキ)で有名なウィーン発祥のチョコレートショップ「デメル」。"パッケージがかわいいチョコレート"というカテゴリを日本に築いたショップ、と言っても過言ではないショップです。バレンタインイベントの常連店でもあるため、知っている読者も多いのでは?

種類ごとにイラストやデザインがまったく異なるパッケージはどれもかわいいのですが、今回はオーソドックスな猫ラベルのソリッドチョコをセレクト。ねこ好きはもちろん、かわいいモノ好きの乙女心に響くこと間違いなしです。ねこの舌の形を模したというチョコレートの味は、スウィート、ミルク、へーゼルナッツの3種類。ウィーン王宮お墨付きの一品です。

ヒトツブカンロ「グミッツェル」

プレッツェル型のモチーフがポップ&モダンなヒトツブカンロ「グミッツェル」。透明の個包装もかわいい。

ドイツの焼き菓子「プレッツェル」の形をしたグミ「グミッツェル」。グミやキャンディなどで古くから知られるカンロの新たなショップ/ブランド「ヒトツブカンロ」が手がけるお菓子です。

「グミッツェル」は、世界のお菓子のエッセンスを加えた同ブランドの砂糖菓子の中でも、ひときわ目を惹くスタイルと言えます。磨りガラスのような透明感のある色や質感はもちろん、モダンなパッケージデザインも相まって清涼感も抜群。夏にもぴったりで、もらった人の印象に残るはずですよ。

romi-unie「メゾンセット2(ドゥー)」

メゾン(家)がデザインされたのromi-unie「メゾンセット2(ドゥー)」。赤い糸がアクセント。

それまでは脇役だったジャムの価値をグッと高めたお菓子研究家・いがらしろみさんが手がけるMaison romi-uniのサブレ詰め合わせ。バター・ガレット、サブレ・ド・ブーランジェ、ピスターシュ、ジャージーバター・ビスケット、レモン・クッキー、ショートブレッドの6種類(15枚)が、かわいい家型のギフトボックスの中に並びます。

romi-uniのパッケージのポイントは、シンプルさの中にもナチュラルさや素朴さ、かわいらしさがのぞくデザイン。赤をアクセントにした白いお家は、日常的な手みやげはもちろん結婚や出産、新築のお祝いなどで上品さやクリーンさもほしい場合にもぴったりです。

いかがだったでしょうか。女性への差し入れは意外とセンスが問われるもの。何がいいのかわからない…と悩んでしまった時には、味を基準にするのはもちろんのこと、本記事のようにパッケージデザインで選んでみるのも楽しくておすすめ。いざという時の参考にしてみてください。

また、商品は取り扱いや種類などの変更が行われる場合があるため、事前に店頭やWebショップで必ず確認を。