MetaMoJiは2月4日、法人向けモバイル端末用プロダクティビティ・ソリューション(MPS: Mobile Productivity Solution)の提供を本格的に開始すると発表した。手書き日本語入力エンジン「mazec」ソリューションに加え、デジタル・ノートアプリ「Note Anytime for Biz」、電子会議支援コミュニケーション・アプリ「Share Anytime for Biz」を販売する。

法人向けモバイル端末用プロダクティビティ・ソリューションは、端末上のアプリとサーバーサービスが組み合わされる形態で利用でき、ソリューションの提供形態は、サーバー部分の方式により3種類が提供される。

MetaMoJi パブリック・クラウド・サーバーは、MetaMoJiが運営するクラウド・サーバー上で使用し、法人ユーザーは大きなシステム運用の負担をすることなく利用できる。導入費用は20ユーザーの場合、20万円~。

プライベート・クラウド向けサーバーでは、仮想イメージの提供で、Amazon Web Service上で展開が予定されている。導入費用は200ユーザー400万円~。

最後のオンプレミス向けサーバーでは、サーバーを自社内に設置して運用したい企業向けのメニュー。導入費用は要問合せとなっている。

一方でクライアント側の会議支援アプリの「Share Anytime for BIz」は、最大100人規模の同時編集ができるほか、テキスト、手書き文字、写真のUndo/Redo、新規ページ追加・挿入を含む編集機能を搭載している。また、1画面ではなく、複数ページからなる実際の文書ファイルへ対応する。

また、「Note Anytime for BIz」は、PDF、Office文書をそのまま読み込め、Share Anytimeと連携することができるデジタル・ノートアプリ。

2500倍まで拡大できる広大な編集画面のほか、テキスト、手書き文字に加え、写真やWebページを取り込んで自由に書き込みが可能。PDFやオフィス文書(Word, Excel ,PowerPoint)の読み込み、Google Drive、Dropboxへの保存に対応している。

最後に「mazec」は、画数が多い漢字や思い出せない漢字はよみをひらがなで書くことで入力できる「交ぜ書き変換入力」機能を備えた手書き入力ソフト。例えば、「会議」と入力する場合、「会議」、「かいぎ」、「会ぎ」、「かい議」のように書いても、「会議」と入力することができるという。