インフォコムはこのほど、青森県の被災4市町(八戸市/三沢市/おいらせ町/階上町)の東日本大震災関連資料を収集・デジタル化し、アーカイブシステムを構築する事業の受託を発表した。

同事業は東日本大震災に関する記録の風化を防ぐためのもので、総務省の「震災関連デジタルアーカイブ 構築・運用のためのガイドライン」に沿って進められる。

同事業では、八戸市 / 三沢市 / おいらせ町 / 階上町の自治体、民間企業、地元住民から6万件の被災資料・復興資料および体験談を収集・記録し、保存・蓄積する。収集した震災関連資料はデジタル化・個人情報などのマスキング処理を施し、作成日時などのメタデータを付与するとともに、「青森震災アーカイブ」システムを構築して2014年4月にインターネットで公開される予定になっている。

また、「青森震災アーカイブ」には、東日本大震災に関連する各種情報アーカイブとのデータ交換機能が搭載され、4月には「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ」とのデータ交換が開始される。