サイバーエージェント・ベンチャーズは12月3日、シンガポールのCoda Paymentsに対して、11月29日付で出資を実施したと発表した。同社は、東南アジア初となるマイクロペイメント(小額決済)を新しいキャリア決済で実現する事業を展開している。

東南アジアは、クレジットカードの普及が遅れており、クレジットカードを利用しない小額で決済するニーズが高まっている。Coda Paymentsは、携帯キャリアと協業して、オンラインゲームやEコマースサービスなどでモバイルを用いた決済を可能とするマイクロペイメントのプラットフォームをインドネシアを中心に展開している。今後、Codaでは、東南アジア各国に事業を拡大して行く予定とのことだ。

CAベンチャーズは投資後、日本を含むアジア各国での投資経験やビジネスネットワークなどを通じ、Codaの成長を支援する。CAベンチャーズは、有望なインターネットベンチャー企業への投資活動を東南アジア圏に広げており、同投資は2011年11月に設立した東南アジア投資に特化したファンド「CA Asia Internet Fund 1号 L.P.」からの投資となる。