PFUは10月31日、パーソナルドキュメントスキャナ「ScanSnap iX500」用の企業向け新機能を開発し、Webサイトを通じて無償提供を開始した。この新機能によって、オフィスのWi-Fi環境での共同利用が可能となる。既存のiX500ユーザーでも、ソフトウェアをダウンロードしてアップデートすることが可能。

ScanSnap iX500は、同シリーズ最高速である1分あたり25枚の高速・安定スキャンと、Wi-Fi接続機能を持つドキュメントスキャナ。今回、1台のiX500を複数のエンドユーザーが利用できるドライバソフトウェア「ScanSnap Connect Application」(SSCA)と、企業のセキュアなWi-Fi環境(IEEE802.1X)に対応する新機能が追加された。

iX500では、パーソナル/ホームユースを中心として、複数のスマートフォンとタブレット端末から利用できるSSCAを提供していたが、オフィス用途向けにWindows/Mac OSに対応して、さらにセキュアなWi-Fi環境への適用を図った。

パソコン向けドライバソフトとIEEE 802.1X認証機能

SSCAは、ライセンスフリーで使うことができるドライバソフトウェアであり、各パソコンにインストールすれば、オフィスのスタッフが1台のiX500を共用することができる。ドライバのセットアップソフトウェアは、ScanSnapのWebページからダウンロードできる。

既存のiX500ユーザーは、「ScanSnap Manager」(Windows/Mac OS用)を最新版にアップデートすることで本機能をIEEE802.1X認証機能を利用できる。パソコンにインストールされた「ScanSnap オンラインアップデート」によって、10月31日以降自動的にアップデートが通知される。