プログラムのロゴマーク

電通は10月7日、「クラウドファンディング」を活用してリスナー参加型のラジオ番組づくりを行う共同事業「LISTENERS’ POWER PROGRAM」をJ-WAVEやオーマと連携して行うと発表した。第1弾の企画は同日より募集を開始し、12月~2014年1月ごろにJ-WAVEの特別番組としてオンエアする予定。

「ソーシャルグッド(社会にいいこと)」をテーマに、番組企画案をJ-WAVE のリスナーから募集。LISTNERS’ POWER PROGRAMチームが優れた企画案を選定・抽出し、専門家を交えてブラッシュアップした上で最終的に番組企画としての採用を決定する。決定した案件はクラウドファウンディングサイト「READYFOR」を通して支援を呼びかけ、リスナーからの資金協力を得ることで番組づくりの実現を目指す。

同プログラムは、ラジオの番組づくりに「個人の力」を生かすことが特徴であり、これまでマスメディアで紹介されるようなことがなかった「地域・市民レベルのさまざまな新しいアイデア、新しい運動の芽にもスポットを当てていく」(電通)としている。

J-WAVEはオンエア開始以来、リスナーと一体となった番組づくりを行っており、近年は社会・環境問題の啓発や震災復興支援を、番組づくりの大きな柱の一つとして打ち出している。

また、2011年に日本初のクラウドファンディングサイト「READYFOR」を立ち上げたオーマは、Webサイト上で個人のアイデアをプレゼンテーションしてもらい、具現化に必要な資金を多くのユーザーから集める仕組みを構築しており、すでにいくつものプロジェクト実現を果たしている。

電通は2010 年に、公共性の高い広告や事業の企画に特化した専門プランニング・ユニット「ソーシャル・デザイン・エンジン」を立ち上げており、国内外を問わずソーシャル事業のコミュニケーションを支援してきた。

今回の事業は、J-WAVE のリスナーと一体になった番組づくりと、オーマの「READYFOR」のクラウドファンディング・プラットフォームを組み合わせることで実現するもので、電通は「ソーシャル・デザイン・エンジン」の知見・ノウハウでJ-WAVEをサポートするとしている。