システナとセキュアブレインは、スマートフォンからのWEBアクセスにおけるフィッシングサイトへの誘導やWEBサイトのなりすましなどのセキュリティ脅威をブロックし、安心なスマートフォン向けWEBサイトへのアクセスを提供するソリューション「Web Shelter(ウェブシェルター)」を共同で開発、システナが金融機関やECサイト運営事業者向けに10月1日より提供を開始すると発表した。

「Web Shelter」で構築したWEBサイトイメージ

同ソリューションは、オンラインバンキングや電子商取引を行う事業者が、その顧客に対して、安心で安全なスマホサイトへのアクセスを提供するソリューションで、事業者は、自社のWEBサイトのURLをWeb Shelterアプリに組込むことにより、自社ブランドの専用アプリとして顧客に配布、特別なセキュリティ対策を意識することなく安心で安全なWebサービスを顧客へ提供することが可能となる。対応OSは、iPhone/iPadおよびAndroidスマートフォン/タブレット。

製品の特長は、許可されたURLへのみアクセスを可能とし、パスワードやフォームデータ、キャッシュなどを保持しないため、外部サイトへの情報流出リスクを抑制。サーバの真正性チェックを行い、接続先サーバになりすましがあった場合は、ただちにアプリを終了。アプリ起動時に、スマートフォンのルート化チェックとアプリ自体の改ざんチェックを行い、問題があった場合はスマホサイトへのアクセスを許可しない。

また、最新の脅威データベースを参照し、フィッシングサイトへの接続をブロック、標準ブラウザの動作を監視し、フィッシング詐欺メールに書かれたURLに接続しようとした場合、悪意のあるアプリが端末にインストールされた場合に、ユーザに警告を行う。

同ソリューションに搭載されるセキュリティエンジンと脅威データベースはセキュアブレインが提供する。

「Web Shelter」組み込みと配布イメージ