英CSRは、車載アプリケーション向けシングルモードBluetooth Smart組み込みデバイスとしてAEC-Q100認証を受けた「CSR1010 auto」を発表した。

同デバイス、Bluetooth v4.0に準拠した完全なエンドツーエンド・ソリューションの一部として、車載ワイヤレス・アプリケーションに利用することができる。また、低消費電力でのリモート・コントロールから近接検出(プロキシミティ)やキーレス・エントリの強化アプリケーションなど、多様なBluetooth Smartアプリケーションを実現でき、将来的には車載ワイヤレスセンサ、健康アプリケーション、ハーネス交換アプリケーションなどへの活用も可能だという。

さらにユーザーは、施錠状況やタイヤ空気圧、車輛点検情報などのデータを自分のBluetooth Smart Ready対応スマートフォンに定期的に送信させることができるようになるほか、目的地、日程、インフォテイメント、シート位置などの設定を乗車前にスマートフォン・アプリから車に送信することで、乗用者の好みに合わせて車をカスタマイズすることもできるようになるという。

なお、同製品は、車載用途に適した小型フォーム・ファクタの0.5mmピッチQFNパッケージですでにサンプル出荷を開始しているという。また、開発ボードならびにソフトウェア開発キットも提供されているほか、AEC-Q100認証手続きは2013年10月には完了する予定だという。