文化庁メディア芸術祭実行委員会は、メディア芸術祭賞(文部科学大臣賞)の受賞作品・受賞者を決定した。

「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰すると共に、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。2012年度の応募総数は、過去最多となる海外71の国と地域からの応募作品(1,502点)を含む、合計3,503点。審査の結果、部門ごとに大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品を選出。功労賞として、メディア芸術分野に貢献のあった4名を表彰する。

各部門の大賞作品

アート部門

エンターテインメント部門

「Pendulum Choir」(c)Cod.Act photo:Xavier Voirol

「Perfume "Global Site Project"」(c)株式会社ライゾマティクス + 株式会社アミューズ + ユニバーサル ミュージック合同会社

アニメーション部門

マンガ部門

「火要鎮」(c)SHORT PEACE COMMITTEE

「闇の国々」(c)2008, 2009, 2010 Casterman, Bruxelles All rights reserved.

各部門の大賞について、アート部門はCod.Act(Michel DECOSTERD/Andre DECOSTERD)の「Pendulum Choir」、エンターテインメント部門は真鍋大度/MIKIKO/中田ヤスタカ/堀井哲史/木村浩康の「Perfume "Global Site Project"」、アニメーション部門は大友克洋の「火要鎮」、マンガ部門はブノワ・ペータース/フランソワ・スクイテン(訳:古永 真一/原正人)の「闇の国々」が受賞した。

ちなみに、優秀賞には人が乗れる巨大ロボット「クラタス」やアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』などが選ばれている。各部門の詳細については、同賞のWebサイトを参照してほしい。

なお、2013年2月13日~24日の期間、東京・六本木の国立新美術館をメイン会場に、受賞作品などを紹介する受賞作品展を開催する。入場料は無料。開場時間は10:00~18:00(金曜は20:00まで)、2月19日は休館となっている。

昨年度[第15回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展の様子