アドビ システムズは25日、技術コンテンツのオーサリング、修正、レビュー、管理およびパブリッシングを支援する統合ツールキットの最新版「Adobe Technical Communication Suite 4」の提供を開始した。価格は27万3,000円。旧バージョンからのアップグレード版や、単体製品からのアップグレード版なども用意する。

本製品は、テクニカルライター、ヘルプ作成者、および教材デザイナーなどに向けて、同社のコンテンツ作成ツールを統合したもの。同時発表された新バージョンの「Adobe FrameMaker 11」と「Adobe RoboHelp 10」をはじめ、「Adobe Illustrator CS6」、「Adobe Captivate 6」、「Adobe Presenter 8」、「Adobe Acrobat X Pro」といったコンポーネントで構成されている。

今回リリースされた本スイート最新版では、XML/DITAのネイティブサポートを強化したほか、マルチスクリーンに対応したHTML5パブリッシングを推進。iPadや各種スマートフォンなどを利用した幅広い技術系情報の配信を実現した。また、各種コンポーネント間の連携も強化し、作業の迅速化も果たしているという。