NTTレゾナントはこのほど、「購買行動においてクチコミが与える影響」に関する調査結果を公開した。今回の調査は同社の運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」で、15歳以上の男女を対象として2011年11月2日~11月6日に実施したもので、有効回答数は2107人となっている。

発表内容によると、商品・サービスの購入について、82.6%の人が「かなりの頻度で情報収集してから決める」もしくは「情報収集をして決めることがよくある」と回答した。「かなりの頻度で情報収集してから決める」と答えた人の割合は、女性が17.3%、男性が25.5%となっており、男性の方が入念に情報収集を行う傾向が強いことがうかがえる。

商品・サービス購入時の事前の情報収集

情報収集の対象となる媒体をたずねた質問では、96.7%の人がインターネットを利用していると答えており、「実際に店舗などで実物を見て回る」と回答した人も57%いた。また、「友人、知人、家族に話を聞く」という回答の選択率は、男性よりも女性の方が17ポイント多くなっている。

購入時に情報収集をする媒体(複数回答)

情報収集のためにWeb検索をした際に、検索結果をどのような順番で見ているのかをたずねた質問では、46.3%が「上から順番に見る」と回答。「クチコミがあるものから見る」と回答した女性は22.0%で、男性よりも約9ポイント多い。

検索結果が並んだ時にクリックする順番(複数回答)

商品やサービスを購入・選定する際に、クチコミをどの程度気にするかをたずねた質問では、男性74.2%、女性88.9%が「非常に気になる」もしくは「やや気になる」と回答しており、やはり女性の方がクチコミを重視する結果となっている。

購入・選定時にクチコミがどの程度気になるか

このほか、クチコミの信頼性やレビューの投稿経験などをたずねる質問もある。クチコミの信頼性については、81%の人が「信頼できる」「どちらかといえば信頼できる」と回答している。また、レビューの投稿経験がある人は29.4%となっている。