TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2011年12月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは複数の検索エンジンの検索結果から対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2011年12月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 Java 17.561 17ヶ月連続1位
2 C 17.057
3 C++ 8.252
4 C# 8.205 インデックス値を大きく増やす
5 Objective-C 6.805 6位から5位へ浮上。上昇傾向
6 PHP 6.001 5位から6位へ下落。2ヶ月連続の下落
7 (Visual)Basic 4.757
8 Python 3.492
9 Perl 2.472 10位から9位へ戻る
10 JavaScript 2.199 9位から10位へ下落
11 Ruby 1.494
12 Delphi/Object Pascal 1.245

2011年12月はPHPがさらに順位を下げ6位となった。2ヶ月連続での下落となり、これで1位のJavaに対して2位から5位までをC系言語がつけたことになる。C言語、またはC言語をベースに拡張した言語、C言語の文法を真似た言語などに高いインデックス値が付く傾向が続いている。

順位の入れ替わりは無いが、C#の成長が著しく、2011年12月にはC++にかなり近いところまでインデックス値を増やしている。C++は2001年のTIOBE PCIからほぼずっと3位にあった。しかし最近のC#の成長は強く、この傾向が続くと長らく守っていた3位の座をC#に譲ることになる。Objective-Cも上昇傾向を続けている。まだ年間アワードは発表されていないが、順当に行けばObjective-CまたはC#が受賞するのではないかと見られる。