トップ年頭のご挨拶 - 好きなときに好きなものを取り出せる世界へ

NTTぷらら 代表取締役社長 板東 浩二

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

2011年は、大きく時代が動いていく予感があります。キーワードは、(1)ブロードバンドインフラと(2)その上でのトータルサービスではないでしょうか。これまで光を中心としたブロードバンドインフラが急速に構築され、NTT東日本・西日本の光回線をご利用の方もすでに1400万人を超えています。こうした他国より先行するブロードバンドインフラをいかに活用するか。そこにアイデアと知恵を出すことによりビジネスチャンスが大きく広がっていくものと考えます。また、これまで音声、データ、映像と別々のネットワークを構築し個別のサービス競争を行ってきていますが、光回線を利用すれば音声、データに加え映像もハイビジョンで送り処理することができるトータルサービスの提供が可能になります。競争の枠組みは再編成され、新たなビジネスモデルが構築される可能性が大きいと考えます。

NTTぷららは、このトータルサービス競争を想定し、ISPサービス、IP電話サービスに加え2008年3月から、IPTVサービス「ひかりTV」を開始いたしました。「ひかりTV」について、昨年は、地上デジタル放送のIP再送信サービスのエリア拡大、WOWOWとNHK-BSのIP再送信サービス開始など、基本サービスの拡充に加え、番組の冒頭から視聴ができる「さいしょから機能」や、tコマース、ケータイ/PCからの録画予約サービス等、新サービスの提供にも努めてまいりました。また、コンテンツにおいても多チャンネル放送のハイビジョン化を推進するとともに、プレビュー/見逃し視聴サービス等、VODコンテンツも強化してまいりました。これらの結果、「ひかりTV」の会員数は100万人を突破し、昨年9月末で120万会員となっています。「ひかりTV」はこのように順調に伸びてきています。

最近の1年間の顕著な特徴としては、VOD利用の著しい伸びが挙げられます。特に子供、主婦層を中心としたアニメシリーズ、テレビドラマシリーズ(韓流、国内、ハリウッド)等の利用・視聴がサービスを強力に牽引しており、VODのマーケットが急速に構築されてきています。今後、この傾向は益々強くなり双方向の映像配信サービスであるVODこそがトータルサービスを牽引するコアサービスになると考えます。インターネットテレビなどの出現は、このVODのマーケット拡大に拍車をかけることになるでしょう。今後、ありとあらゆるコンテンツ、アプリケーションがブロードバンドインフラに乗り、好きな時に好きな端末で好きなサービスをVOD的に取り出せるようになってくると思います。トータルサービスの本質はまさにそこにあり、今年は、この仕組み作りに全力を尽くす所存です。